日本観光旅館連盟(3551会員)の2009年度通常総会が2日、東京・グランドプリンスホテル赤坂で開かれ、任期満了に伴う役員改選が行われた。3期6年を務めた佐久間進会長が退任。新会長には副会長の近兼孝休氏(香川県・湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭)が就任した。
近兼会長は、宿泊業をとりまく社会・経済情勢の変化を踏まえ、「日観連は大変な時期に入っている。重責に身の細る思い」と述べたほか、「旅館業界は1つであるというのが私の希望。いろいろな考え方があると思うが、会員の皆さまの協力が必要。諸問題の解決に努力していきたい」と語った。
宿泊産業活性化に向けた事業の推進のほか、現状の25支部を地方運輸局ベースの9支部に移行させる支部組織の再編など課題は山積している。
新会長の近兼氏