日本観光旅館連盟東京支部(斎藤源久支部長)と東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(今井明男理事長)は3日、東京都千代田区の全国旅館会館で合同の春季研修会を開いた。両団体の会員約30人が参加。財団法人国民工業振興会常務理事で、ビジネス情報ネット代表の鈴木大吉氏を講師に迎えて、中小企業がインターネットで売り上げを伸ばす方策などを学んだ。
鈴木氏は、03年からネット通販で月商300万円を達成する「3万ドル倶楽部」を主宰し、中小企業などを対象にセミナーや講演を行っている。ネットの最新事情などを解説した上で、「ネットの活用は、中小企業にこそうまみがある。中小企業の自立を促す道具だ」と訴えた。
ある製造業者が「採算が合わない商売しかできない既存取引先との関係を維持する意味はない」として、下請けの立場を解消し、インターネットを利用した営業活動で成功した事例を紹介。ホームページや動画配信を使った販売促進のポイントなどを説明した。
講演する鈴木氏