静岡・熱海温泉に、“癒しの空間”ともいえる、かつて同地域になかった斬新なリゾートホテルが20日にオープンした。
ホテルの名称は「ホテルミクラス」(スペイン語で「私の癒し」という意味)。熱海の海岸に面した旧大月ホテルのイメージを全く新たにしたもので、客室は62室(収容人員176人)。経営は大月ホテルマネジメント株式会社(森直樹社長)、オリックス・リアルエステート株式会社の再生チームが手掛けたもので、旧大月ホテルの和風館(山田一晴会長)ともオーナー会社はオリックスだが、和風館は従来のままで持続されている。
オール洋室で、ターゲットは30~40歳代の海外旅行を経験したゆとりのある女性層。泊食分離方式だが、1泊2食付きも採用している。
セールスポイントは女性の大浴場が男性用よりも広いこと。食事はややフランス料理風だが、身体によいアンチエージング料理を採用している。エステ(個室で1時間1万2千円、90分2万円。4時間もある)にも力点を置いている。リラックスラウンジも併設。風呂から海と初島、大島を一望する。
同ホテルは「特に海外旅行経験がある人が、首都圏の近くの温泉地でゆっくりと寛ぐ格好の場所として、リピーターになっていただけるものと期待している」と話している。
オーシャンビューの浴場