
業績と感染者数の相関関係を説明する星野代表
星野リゾートは13日、YouTube配信でプレス発表会「星野リゾートLIVE2021秋」を行った。星野佳路代表は昨冬以降のコロナ禍の業績報告とともに、Go Toトラベルキャンペーン事業再開についての提言も行った。
星野代表は昨年の冬から現在までの業況について、12月のGo Toトラベルキャンペーンの一時停止を受けマイクロツーリズムに本格的に着手し、緊急事態宣言下でも宿泊需要を一定水準取り込めたと説明。コロナウイルス感染第1波から第3波期までは感染者数の増加に伴い予約が減り、キャンセルが増える傾向が見られたが、「今春以降の第4、5波期では同様の傾向が見られず、旅行によるコロナ感染のリスクはそこまで大きくないとの認識が浸透し、さらに当社各施設のコロナ対策が利用者に理解してもらえたのでは」と分析。第5波が落ち着きを見せる今秋も予約が徐々に戻りつつあると述べた。
再開が取り沙汰されるGo To事業(Go To2・0)については、「シンプルで継続性があることが重要」と述べ、(1)「需要を下支えする」ことをコンセプトに、インバウンドの回復期まで継続する制度設計(2)業界全体の現場での実務作業が煩雑にならぬよう、曜日、期間、金額などで補助率や上限を変更しないシンプルな制度設計(3)コロナ禍で最もダメージを受けたと思われる都市部のホテルと、沖縄など需要減が大きかった一部地域に対し、同事業とは異なる策を施すべき(4)ワクチン検査パッケージを導入し、感染拡大期にも中断せず継続できるようにする―の4点を提言。Go To再開待ちによる買い控えが起こりつつある現在の旅行市場についても言及し、(1)Go To事業が再開した場合、既予約者の希望に応じて同事業に適応した利用価格に変更する(2)再度の中断時には、Go To適応価格での既予約はその価格を維持する―などの配慮を利用者に対して行えるよう準備を進めていると述べ、「再開の時期を早く決定すべき」と指摘した。
インバウンドについては、大阪で万国博覧会が開催予定の25年に完全回復すると予測。「徐々に回復するインバウンドとともに国内旅行市場の需要をしっかり確保することが重要」と展望を述べた。
業績と感染者数の相関関係を説明する星野代表