
「界 草津」のイメージ。静かな施設周辺と、活気あふれる温泉街をトンネルで結ぶ
星野リゾート(長野県軽井沢町)はこのほど、同社が展開する「OMO」「界」「リゾナーレ」のブランドで、今年から2026年にかけて新たに5施設を順次開業すると発表した。シティホテルブランド「OMO」は横浜に2施設が開業するほか、体験型リゾートホテルブランド「リゾナーレ」は九州と山口県を結ぶ関門海峡エリアに初進出。旅館ブランド「界」も草津温泉に進出し、「界 草津」として26年春に開業。既存施設の「界 箱根」も、一部施設を新設して今年8月にリニューアル開業する。
OMO
「OMO7横浜」(26年春開業)
「OMO7」ブランドとしては4軒目。横浜市役所の旧庁舎跡地を活用した「BASEGATE横浜関内」に誕生する大型複合施設内に進出し、ホテルは旧市庁舎を活用する形で開業する。新旧融合「レガシー・ホテル」がキーワードで、旧市庁舎の意匠や記憶を最大限活用。今年10月に予約受け付けを開始する。
「OMO7横浜」の外観
「OMO5横浜馬車道」(26年冬頃までに開業)
横浜のベイエリア・馬車道に進出。みなとみらい線馬車道駅に直結の超高層複合ビルの46~51階に開業。150メートル超の絶景を楽しめる。開業時期は、今年~26年冬を予定している。
「OMO5横浜馬車道」が入居する高層ビル
リゾナーレ
「リゾナーレ下関」(25年12月11日開業)
ブランドとしては九州・山口エリアへの初の進出で、日本を代表するウォーターフロントシティ「あるかぽーと・唐戸エリア」に開業する。関門海峡の圧巻の景色も見ることができる。6月に予約受け付けを開始予定。同社によると、2027年に「リゾナーレ福井」の開業も予定しているという。
「リゾナーレ下関」の外観
界
「界 草津」(2026年春開業)
同ブランドの24施設目として、2026年春に開業が決定。コンセプトは「トンネルがつなぐ杜の湯宿と温泉街」で、施設から温泉街にアクセスできる宿泊者専用のトンネルを作る。自然に囲まれた施設と、活気ある温泉街の異なる二つの世界観を楽しめる。客室数は全94室。今年秋に予約開始を予定している。
「界 草津」のイメージ。静かな施設周辺と、活気あふれる温泉街をトンネルで結ぶ
「界 箱根」(25年8月13日リニューアルオープン)
明治時代の人気料理「牛鍋」などの提供はそのままに、東海道中の憩いの場・茶屋をイメージした「さわ茶屋」と、2室限定の「箱根ごこちスイート」を新設。箱根の伝統工芸「寄木細工」の「ずく引き体験」も新たに用意する。
東海道の茶屋を参考に、人々の憩いの場として提供する「さわ茶屋」