国土交通省九州運輸局は、法務省の出入国管理統計を基に、2014年の九州の外国人入国者数をまとめた。クルーズ船の寄港地上陸を含む外国人入国者数は前年比33.2%増の167万5154人となり、過去最高を記録した。
外国人入国者数は、東日本大震災が起きた11年が72万6459人で前年の実績を下回ったが、12年は115万103人、13年は125万7558人に増加し、14年まで3年連続して過去最高を更新した。
14年の外国人入国者数のうちクルーズ船の寄港地上陸者数は19万8008人で全体の11.8%に上った。中国発着のクルーズ船などの寄港回数の増加に伴って前年の4万1290人から大幅に増えた。
主な空海港の外国人入国者数は、福岡空港が28.7%増の88万4143人、博多港が46.5%増の31万6373人、対馬が7.5%増の19万6862人。
寄港地上陸を含めない外国人入国者数を国.地域別に見ると、韓国が7.7%増の85万5802人、台湾が25.2%増の21万1846人、中国が76.0%増の14万5653人、香港が78.7%増の8万3133人、タイが90.4%増の4万3068人など。