観光庁は8日、宿泊旅行統計調査の2012年10〜12月の結果をまとめた=表。延べ宿泊者数は前年同期比1.6%減の1億598万人泊。前年同期の水準を上回ったのは15道府県にとどまった。
全国の旅館.ホテル、簡易宿所、会社・団体の宿泊所などを対象とした調査を実施し、全体の数値を推計している。
延べ宿泊者数が前年同期に対してプラスだったのは15道府県で、マイナスだったのは32都府県。減少率が2桁だったのは9県。下げ幅が特に大きいのは秋田県の19.0%減、福井県の17.2%減、鳥取県の12.9%減、山口県の12.7%減、徳島県の23.0%減、宮崎県の13.2%減など。
月別でみると、10月が前年同月比3.3%減の3683万4千人泊、11月が同0.8%増の3581万人泊、12月が同2.2%減の3333万8千人泊だった。
延べ宿泊者数のうち外国人は、前年同期比6.1%増の595万人泊。国籍(出身地)別の上位は、台湾が前年同期比28.9%増の91万人泊、韓国が同25.7%増の75万人泊、米国が同7.3%増の59万人泊、中国が同52.4%減の45万人泊など。
12年10〜12月の全国平均の客室稼働率は54.9%。施設タイプ別では旅館が35.2%、リゾートホテルが48.8%、ビジネスホテルが68.8%、シティホテルが73.7%だった。