観光庁がこのほど発表した宿泊旅行統計調査の結果で、2013年10~12月の延べ宿泊者数は、前年同期比4.0%増の1億1500万人泊だった。前年同期を上回ったのは30都道府県。延べ宿泊者数のうち外国人は同30.6%増の869万9千人泊で、全体に占める割合は同1.6ポイント増の7.6%だった。
都道府県別で延べ宿泊者数が多い上位5位をみると、前年同期に対して東京都が7.9%増、北海道が3.2%増、大阪府が6.0%増、京都府が19.9%増、静岡県が1.3%増だった。
東北地方は、震災前の10年同期に比べ、青森県が9.0%増、岩手県が6.0%増、宮城県が14.4%増だったが、福島県は5.6%減、秋田県が13.0%減、山形県が10.0%減。
東北6県の合計は10年同期比で1.0%増。ビジネス客主体の宿泊施設では30.8%増だったが、観光客主体の宿泊施設は22.7%減となり、観光需要の回復が遅れている。
外国人延べ宿泊者数は、前年同期と比べて42都道府県がプラス。国籍別の上位は、台湾が55.4%増の151万人泊、中国が128.2%増の109万人泊、韓国が3.0%減の78万人泊、米国が16.1%増の75万人泊、香港が77.6%増の64万人泊など。
宿泊旅行統計調査は、旅館、ホテル、簡易宿所などが調査対象で、全国の宿泊者数全体を推計している。