内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の2024年11月分を公表した。同月の景気の現状判断DIは前月比1.9ポイント増の49.4と3カ月ぶりに上昇した。サービス関連のDIが低下し、飲食関連、小売関連が上昇した。回答者から「宿泊好調も大人数会合の動きが鈍い」「費用の増加を補填(ほてん)できる売り上げ増には至らない」などの声が上がっている。
調査は旅館・ホテル、飲食など地域の景気の動きを観察できる業種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状と、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの(季節調整値)。
現状判断DIは、サービス関連が前月比0.7ポイント減の51.1と2カ月ぶりに低下。飲食関連は同1.0ポイント増の50.9、小売関連は同5.2ポイント増の49.2と、それぞれ2カ月ぶり、3カ月ぶりに上昇した。
先行き判断DIは、全業種計が同1.1ポイント増の49.4と、現状判断DIと同様3カ月ぶりに上昇した。サービス関連、小売関連が上昇し、飲食関連が低下した。
景気判断理由の主な回答は次の通り。
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