内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の10月分を公表した。同月の景気の現状判断DIは前月比0.3ポイント減の47.5と、2カ月連続で低下。サービス関連が上昇、飲食関連、小売関連が低下した。観光関連の回答者から「インバウンドが変わらず好調」「収入が大きく伸びている」などの声が上がっている。
調査は旅館・ホテル、飲食など、地域の景気の動きを観察できる業種の人々に、3カ月前と比較した景気の現状、2~3カ月先の景気の先行きについて、「良い」「どちらともいえない」「やや悪い」など5段階で判断してもらい、結果を数値化したもの(季節調整値)。
サービス関連が前月比3.7ポイント増の51.8と2カ月ぶりに上昇。飲食関連は同1.6ポイント減の49.9、小売関連は同1.9ポイント減の44.0と、それぞれ3カ月ぶり、2カ月連続で低下した。
全国12地域別では、4地域で上昇、7地域で低下、1地域で横ばいだった。沖縄が5.7ポイント増(56.3)と上昇幅が最も大きかった。
先行きDIは全業種計が前月比1.4ポイント減の48.3と2カ月連続で低下。サービス関連(同1.2ポイント減の52.0)、小売関連(同1.1ポイント減の46.5)が低下。飲食関連(同0.7ポイント増の52.3)が上昇した。
景気判断理由で主な回答は次の通り。
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