東海道新幹線は今年の10月1日、開業50周年を迎える。その間、大阪万博に伴う大量輸送、山陽新幹線との直通運転と飛躍的発展を遂げ、わが国の経済を支えてきた。
一方で、国鉄の経営悪化や度重なる運賃の値上げ、高速道路網と航空機の発達による客離れなど難題も山積し、さらには国鉄の民営化への転換と、まさに「山あり谷あり」の歴史だった。
本書は、国鉄・JRを運営する側として長い間、東海道新幹線に関わってきた著者自身が半世紀を回顧し、リニア中央新幹線実現への道筋を紹介する。
須田氏は京大卒業後、国鉄入社。その後、JR東海の社長、会長を歴任した。
四六版、1800円(税別)。問い合わせは交通新聞社販売部TEL03(5216)3217。