「大学の教壇に立って10年以上、日本の観光活性化に向かって励んできたつもりですが、最近、それに対してもっとも力を尽くしているのは、『政府』でもなければ『観光業界』でもないように思えてきました。すなわち、地方自治体や地域の『観光上の潜在力』に強く期待するようになったのです」(前書きより抜粋)
鈴木勝・桜美林大教授の観光学オピニオンシリーズ第4弾。著者は東日本大震災後に全国各地を取材。各地域のさまざまな観光活性化の取り組みを紹介しつつ、考察と新たな提案を加える。
著者はJTB北京事務所長、JTBワールド取締役などを歴任。09年から国連世界観光機関(UNWTO)観光専門家委員も務める。
B6判並製、324ページ、2100円(税込み)。問い合わせは日中出版TEL03(3292)8721。