北海道札幌市の定山渓、宮城県仙台市の秋保、兵庫県神戸市の有馬の3温泉でつくる「三温泉交流・商品開発推進協議会」の第2回会合が1日、有馬温泉の銀水荘別館兆楽で開催された。3温泉の観光協会、旅館組合をはじめ、自治体や航空会社の関係者ら21人が出席。3温泉を航空機利用で巡る旅行商品の造成促進などについて検討した。
昨年2月の神戸空港開港に伴い、空路で結ばれることになった政令指定都市にある3温泉地が友好温泉としての協力関係を締結。協議会では、3温泉の交流拡大や空港の利用促進などについて検討している。
上野昌男・定山渓観光協副会長は「各温泉の強みを出して旅行商品化につなげたい」。佐藤勘三郎・秋保温泉旅館組合長は「旅行商品化に向けた課題を整理する必要があるが、有意義な会議だった」と話した。
開催地からは、當谷正幸・有馬温泉観光協会長が「旅館だけでなく行政や航空会社、地元メディアなどを巻き込んで大きな企画にしたい」と意欲を示した。