有形文化財に旅館金波楼 文化審答申


 文化審議会(西原鈴子会長)は19日、熊本県八代市の旅館金波楼本館など105件を登録有形文化財にするよう塩谷立文部科学相に答申した。これにより、同文化財は7512件になる。

 金波楼は日奈久温泉にある大規模旅館で、本館と大広間棟、正門および塀の3棟が対象に。本館は1909(明治42)年に建てられた木像3階建てで、屋根は寄棟や切妻を複雑に組み合わせている。通り側は各階に庇を付け、大きな窓やガラス戸がはめ込まれ、開放的な外観となっている。大広間棟は2階に80畳敷きの座敷がある。

 また、明治期創業の旅館で、現在は料亭となっている八鶴亭(千葉県東金市)は本館、宿泊館、浴室棟など5棟が登録される。

 
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