兵庫県の有馬温泉観光協会は17日、温泉街を清掃するイベント「LOVE有馬 クリーンアップinグリーンシーズン」を開催した。旅館の従業員や観光関係者、一般の観光客ら約150人が参加。温泉街を中心に有馬川や有馬温泉駅などで、雑草抜きやゴミ拾い、橋の手すりの拭き掃除など約1時間半、清掃活動に励んだ。
昨年5月、新型インフルエンザの風評被害を受けた際に温泉街のイメージアップのために清掃を実施したことがきっかけ。今年も実施することで(1)新型インフルの風評被害の体験や苦労を忘れない(2)万一の際に備え、関係者の結束を図る(3)宿泊客をきれいな温泉街でもてなしたいというホスピタリティーをアピールするのが狙い。
観光協会の當谷正幸会長は「新型インフルの風評被害と同じような事態が、いつまた起こるかもしれない。清掃活動を機会に結束力を高めていきたい」と話した。
清掃活動後、一般客には温泉入浴施設「金の湯」「銀の湯」で利用できる入浴券が配布され、疲れを癒した。
ねね橋での清掃活動