栃木県湯西川温泉の本家伴久萬久旅館は4日から7日までの4日間、東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開かれた「第64回東京インターナショナルギフトショー」に出展、「日光十味唐辛子」「本家伴久女将・木の実こぶ佃煮」など6種類の旅館のオリジナル商品をブースで紹介した。同ギフトショーは、2千200社以上のギフト商品メーカーが出展し、約19万人のバイヤーが訪れる見本市で、旅館の出展は初めてという。
オリジナル商品は、宿泊客に評判のよかったものを商品化したもの。旅館の売店やインターネットで販売しているが、販路の拡大を栃木県に相談したところ、出展をすすめられて参加した。
栃木県では県産品の販売を支援するため毎年同ギフトショーのブースを買い上げ、県内の出展希望会社に安く提供している。今回はほかに「お菓子の城ハートランド」「金谷ホテルべーカリー」など8社と「やすらぎの栃木路共同宣伝協議会」が出展した。
1コマ37万5千円のスペースを県が5コマ買い上げ、2分の1コマを各社に実際の3分の1の価格で提供した。3分の2は県の補助金でまかなった。各社は6万2500円で4日間出展した。
本家伴久萬久旅館のブースでは、「鬼怒川・川治・湯西川温泉をご存じですか」「試食のご感想はいかがでしたか」などの質問に答えるアンケート用紙を配布。回答者に抽選で宿泊券や女将Tシャツなどをプレゼントした。4日間で1300人が抽選会に参加した。
やすらぎの栃木路共同宣伝協議会のブースは1コマを使い、県内全域の観光パンフレットを並べ、配布した。
県内の観光名所を紹介する各国語のパンフレットも配布した。ギフト商品のバイヤーとして来日したアイルランド人、韓国人などが訪れ、熱心に質問していったという。
多くの人が抽選会に参加