帝国データバンクがこのほど行った企業の移転に関する調査で、今年1~6月に首都圏から地方へ本社を移転した企業は172社判明。反対に首都圏への転入企業が164社と、8社の“転出超過”となった。ただ、転出超過の社数は前年同期の44社から大幅減。「地方へ転出する企業数の伸び悩みと、中堅企業を対象とした首都圏の企業吸引力が急回復したことを背景に、企業の『脱首都圏』の動きは足元で急減速の兆しが見られる」(同社)。
首都圏から地方へ移転した企業の移転先は大阪府の22社が最多。以下、福岡県(15社)、茨城県(14社)、栃木県(12社)、愛知県(11社)の順。大都市や、東京からアクセスしやすい北関東が目立つ。
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