札幌コンベンションビューローは10月19日、シンガポールで開催された観光業界のB2B見本市「ITBアジア」の公開ディスカッション「CVB’Sパネル 大規模な大会・会議、ライブイベントを改めていかに急増させるか」に参加した。荻麻理子部長が、豪州パース市、米ニューヨーク市、マレーシア、タイのコンベンションビューロー幹部らと登壇した。
世界的パンデミックの後、対面イベントの将来はどうなるのか。この不確実な時期に競争力を維持しながら、大規模な大会や会議を復活させるにはどうすればよいのか。これらをテーマに壇上で討論を行った。
荻部長は、日本が10月11日に入国規制を大幅に緩和したことについて「国際MICEを含めたインバウンド旅行客を歓迎するというメッセージの発信であり、円安もそれを後押しするという好ましいムードになっていると思う」とコメント。MICEの潮流については「安全、安心に加えてウェルネス、ダイバーシティ、サスティナビリティがトレンドになっている」とした。その上で「これらのテーマを入れたユニークなコンテンツ開発、地域と連携したプログラム開発に注力している」と話した。
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