来年4月から3カ月間実施される「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン(DC)」の全国宣伝販売促進会議が12日、神戸市の神戸ポートピアホテルで開催された。旅行会社やJRグループ各社、地元の観光関係者など約650人が出席。兵庫の観光資源の紹介、商談会などが行われたほか、13〜14日には県内の観光地を視察するエキスカーションも行われた。
主催は、兵庫県や地元観光関係者でつくる兵庫県大型観光交流キャンペーン推進協議会(会長=井戸敏三・兵庫県知事)。
井戸会長は「誘客をアピールするためにキャンペーン名にあいたい(会いたい)の言葉を付けた。丹波の恐竜や但馬のコウノトリなど注目を集める新しい素材もある。よりよい旅行商品を作ってもらいたい」とあいさつした。
会議では、兵庫県の観光の魅力を「日本一・世界一」「ものづくり(産業)」「歴史・文化」「体験」「自然・風景」「温泉」「食」の7つのテーマで紹介。また、神戸、阪神、播磨東部、播磨西部、但馬、丹波、淡路の7つのエリアごとでも紹介した。
城崎温泉駅と浜坂駅間の山陰海岸を走るDC特別快速「あまるべマリン号」の運転、有馬温泉とJR新神戸駅・三ノ宮駅、新大阪駅・大阪駅を結ぶ直通バス2コースの運行(今年7月の運転開始を申請中)について説明。各地のガイド付きツアーや体験メニューも紹介した。
今年10月から来年2月にかけてプレキャンペーンを実施。来年3月を重点宣伝期間に位置づけている。
井戸兵庫県知事