経済協力開発機構(OECD)の第80回観光委員会が8、9の両日、パリで開かれた=写真。南アフリカなど非加盟国のオブザーバー参加を含めて29カ国の代表が出席。来年10月に次官級の役職の出席を想定したハイレベル観光委員会を開催することを決めた。ハイレベル会合の議題は「観光経済とグローバライーション」などを予定している。
今回の日本側出席者は、国土交通省観光資源課の水嶋智課長、OECD日本政府代表部の鶴田浩久一等書記官。
来年10月に予定するハイレベル会合は、観光委員会の80回開催を記念した企画。会場はパリもしくは立候補国。会合の議題は、(1)観光経済とグローバライーゼーション(2)民間部門との対話(3)観光に関連する政策分野との連携強化──。議論をふまえて観光政策に関する共同声明を発表する考えだ。
調査プロジェクトでは、観光プロモーションの投資効果に関する調査を実施する方針を決めた。各国が観光客誘致のために展開するキャンペーンや事業の投資効果を共同で研究する。