東京で沖縄修旅の相談会 沖縄県とOCVB


修学旅行相談会の様子

 沖縄県と、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は8月24日、東京都内で沖縄修学旅行相談会を開催した。学校関係者、旅行会社など約100人が参加。県内の修学旅行受け入れ事業者20団体によるミニプレゼンテーションや、個別相談会などを催した。

 冒頭、登壇した文化観光スポーツ部参事監の川上睦子氏は、「コロナ以前の2019年度の学校数は2415校で約41万人を受け入れていたが、21年度は404校・約7万人の受け入れ人数と厳しい状況が続いていた」と指摘。ただ、昨年度から回復傾向にあり「主体的、対話的な学びが求められる中、SDGs・探求学習を提案したい」などと述べた。

 OCVB国内事業部受入推進課主査の屋宜菜津子氏によると昨年22年度は1370校、約25万8千人を受け入れた見込みで、コロナ前の約8割まで回復した。今年度は1764校・約32万人の受け入れを予測しているが、受け入れの多くは10~12月の3カ月に集中しているのが課題とした。

 事前学習資料として「おきなわ修学旅行ナビ」や、安全・安心への取り組みをコンパクトにまとめたガイドブック「安全安心ガイド」を用意していることも紹介した。

 また、修学旅行の事前・事後学習に講師を派遣する「アドバイザー派遣事業」や、修学旅行を検討している学校関係者の事前視察にかかる費用の一部を支援する「模擬体験提供事業」なども用意する。模擬体験提供事業は、初めての沖縄修学旅行を検討している学校などが対象となる。併せて、来年1月下旬をめどに沖縄修学旅行のモニターツアーを実施することも明らかにした。

 OCVBでは沖縄修学旅行の特徴・魅力として、「自然、気候、文化など地元とは異なる非日常体験ができること」や、「平和、自然、歴史文化、民泊体験などの学習テーマを通じて、地元と異なる視点から多様性、SDGs、社会問題、国際情勢などが学べる点」などを挙げている。


修学旅行相談会の様子


川上氏

 
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