西武ホールディングスは12日、同社連結子会社が保有する「東京ガーデンテラス紀尾井町」の流動化に関する基本協定書を米国の投資会社ブラックストーンと締結したと発表した。東京ガーデンテラス紀尾井町の収益の極大化、不動産回転型ビジネスの推進による西武グループ全体の企業価値向上や、西武グループとブラックストーンとの長期的なパートナーシップの構築を図ることが目的。東京ガーデンテラス紀尾井町は、ブラックストーンが出資するさくら・ホールディング特定目的会社へ譲渡する。譲渡価格は約4000億円。譲渡益約2604億円。
同社では、5月に公表した「西武グループ長期戦略2035」に基づき、不動産事業を核とした成長戦略を実行することにより資本効率性を追求し、社会的価値・株主価値の極大化を目指している。【記事提供:交通新聞】
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