新型コロナウイルス感染症の流行に伴い3月1日から臨時休業していた東京スカイツリー(東京都墨田区)は、緊急事態宣言の解除などを受け、6月1日に3カ月ぶりに営業を再開。当面の間、営業時間を午前9時~午後9時に短縮して営業している。併せて、感染防止の対策を徹底し、来場者に協力を呼び掛けている。
来場者に協力を求める対策は、(1)原則、小学生以上のマスク着用(2)サーモグラフィ、非接触型体温計による検温(3)ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保―など。
館内には消毒液を配置し、窓口などには飛沫防止のアクリルパネルなどを設置している。密集・密接防止対策では「天望デッキ」への入場を収容人数の2割から3割程度を目安に制限。「天望シャトル」(エレベーター)の搭乗人数も制限し、定員の半数程度とする。
展望台の換気強化対策も進めている。展望台は常に地上300メートル以上の場所から清浄な外気を取り込みながら、展望台内の空気も排気することで、清浄な空気環境を保っている。
併せて、展望台内の換気を最大で通常よりも約2倍に強化。15分~20分に1回、空気を入れ替えている。
飛沫防止のアクリルパネル