今年の5月22日に、開業9周年を迎える東京スカイツリー(東京都墨田区)。運営会社の東武タワースカイツリーでは、新型コロナウイルス感染症の影響で学校生活における遠足や社会科見学、オリエンテーションなどの貴重な教育の場が失われている状況を社会的な課題と捉え、感染症防止策はもちろん、安心して楽しんでもらえるように昨年4月からさまざまな取り組みを行っている。
具体的には、(1)1都3県の小中学校を対象に、マイクロツーリズム向けの入場料金の設定(2)展望台内を少人数で分散しながらスカイツリーを学習し、併せて、隠れたキーワードを探す小学生向けプログラム「キーワードラリー」の実施(3)中高生向けの最先端技術を応用した体験型アトラクションガイドツアー「千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス未来体験ツアー」の提供―がある。
昨年6月に誕生した東京スカイツリーと浅草を結ぶ新たなエリアの東京ミズマチは、とうきょうスカイツリー駅から浅草駅間の鉄道高架下を活用。公園や川の環境と一体化した開放的な複合商業施設となっている。
バスや電車での密集を気にせず、東京スカイツリータウンだけではなく、押上・浅草エリアの全体を団体行動、班別自主研修のどちらでも楽しめる点が売りだ。
東京ミズマチ