東武タワースカイツリー(東京都墨田区)が運営する東京スカイツリーと、東洋大学(東京都文京区)は昨年10月、学校団体向けサステナブル体験学習プログラム「~for our sustainable planet~ #サスプラ」の提供を開始している。
プログラムは、東京スカイツリーと東洋大学の国際観光学部の学生たちが産学連携で企画。修学旅行生(高校生、中学生、小学生)向けとなっており、近年の「持続可能な社会の実現」に関する教育活動の需要の高まりを受けて開発。東京スカイツリーに訪れる学生が、地域のサステナブルな取り組みを体験し、学習することを目的としている。
ガイドは、東洋大学の学生や東京スカイツリーのスタッフが担う。東京スカイツリーにおけるサステナブルな取り組みを学習するほか、ものづくりのまちである墨田区に根付く伝統工芸品の制作体験ができる特徴がある。
20人以上の学校団体を対象に「粋コース(からくり屏風(びょうぶ)制作体験)」と、「雅コース(木目込毬(まり)制作体験)」から選択できるほか、特別コースとして実際に屏風づくりを行う工房(片岡屏風店)で本物の屏風に触れながら体験できる「工房で見学・体験コース」を用意した。
体験料金は、粋コースと、工房で見学・体験コースが3250円、雅コースが1800円。ともに展望台入場料は別料金で、サスプラ専属ガイド料として1団体あたり3万3千円が必要となる(すべて税込み)。
東京スカイツリーでは、「この企画は身近なところから、私たちにできる『サステナブルな取り組み』のきっかけを作りたい、という思いからスタートした。このプログラムでしか学ぶことができない貴重な体験を用意しているので、皆さまのご参加を心よりお待ちしています」と話している。
すみだマイスター認定の職人と伝統工芸制作体験
東京スカイツリーのサステナブルな取り組みを現地で学習