大阪バスグループの東京バスは11月1日、オリジナルキャラクター「バスゴリ」を発表した。貸し切り観光バス会社が独自のゆるキャラを設定するのは珍しい。愛嬌あるキャラクターで、同社のイメージアップと誘客を促進したい考え。
バスゴリは、子どもからシニア層まで親しまれるキャラクターを作ろうと、社長の西村晴成氏と社員の話し合いの中から生まれた。見た目は西村氏似のゴリラで、「いかついけど、気は優しい」性格で、バスの運転もできるという設定。今後は着ぐるみを作り、客の見送りや出迎えを行ったり、キャラクターグッズを展開したりする。
バスゴリは現在SNSを通じて活動を開始しており、徐々に知名度を上げて、来年度のゆるキャラグランプリに出場することを目標に掲げる。
同グループは現在400台のバスを保有する業界最大手。最近ではミュージシャンのつんく氏が作詞作曲を手がけた社歌が話題となりメディアでも多く取りあげられた。
営業部の岡なつきさんは「10、11月のバスの稼働率は100%を超え、好調に推移している。バスゴリをきっかけにさらなる誘客につなげたい」と意気込みを語った。
イメージキャラクターの「バスゴリ」