東京都の荒川区商店街連合会と台東区商店街連合会は1日から10日まで、NHKドラマ「あまちゃん」の東京編の舞台になったJR上野駅近くにあるアメ横センタービル(東京都台東区)に「海女カフェ」を開設する。ドラマの放送でアメ横(アメヤ横丁)を訪れる観光客は増えており、両連合会では観光地としてのアメ横の認知度向上につなげたい考えだ。
海女カフェは、ドラマの主人公、天野アキが町おこしのため、北三陸市内に造った施設。また、同ビルには人気アイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」が公演する「東京EDOシアター」が入っているという設定になっていた。
今回同ビルに期間限定で設置する海女カフェは、NHKや故郷編の舞台となった岩手県久慈市、三陸鉄道の協力で、ドラマで使われた海女カフェセットの一部を再現するとともに、北三陸鉄道の運転席での記念撮影コーナーを設置する。さらに、アキが一時加入していたアイドルグループ「GMT」のステージ衣装などを展示する。
海女の衣装を着たスタッフが観光客に応対し、あまちゃんTシャツやあまちゃん手ぬぐいなど、ドラマの関連グッズを販売する。入場無料。
また、久慈市観光物産協会は15日、上野恩賜公園(同区)で観光物産展を開催する。同市の地場産品を販売するほか、キッチンカーを持ち込んで本場のまめぶ汁や磯ラーメンなどを観光客らに提供する。