東京都は1日、バス高速輸送を行う連接バス「東京BRT」のプレ運行を開始した。運行ルートは虎ノ門ヒルズ―新橋―晴海BRTターミナル間の約5キロ。LRT(次世代型路面電車システム)やモノレール並みの速達性、定時性の確保や輸送能力の増大が可能となるバスシステムを目指す。
プレ運行は、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえて5月から延期されていた。運行事業者は京成バス。運賃は220円(現金、IC同額、小人半額)で、BRT専用1日乗車券、専用定期券も販売している。
「開発が進む臨海部の交通アクセスを改善し、都心部を快適につなぐ公共交通の重要な新規ルートとなる」と東京都。
今後は、来夏に予定されている東京2020大会後に臨海副都心や豊洲市場を結ぶ路線、22年度以降には選手村跡地を通る路線を開設して本格運行する予定。
東京BRT