桜をテーマに東北の復興、観光振興をPRするイベント「『美しき桜心の物語』の語り会」が15日、山形県上山市の日本の宿古窯で開かれ、約400人の参加者が桜を題材にした物語を楽しんだ。
元NHKキャスターの平野啓子さんが、僧侶で小説家の瀬戸内寂聴さん作の「しだれ桜」や、地元ゆかりの題材を朗読。情感あふれる語り口で観客を魅了した。
語り会は、東北の桜の名所88カ所(このほか番外20カ所)を訪ねる「桜旅」をPRし、東北の交流人口の拡大を目指すイベント。2012年、福島県三春町の「滝桜」を皮切りにスタート。これまで宮城県(塩釜)、岩手県(盛岡)、青森県(弘前)、秋田県(角館)で開催し、今回で6回目となる。
東日本大震災復興支援プロジェクトの「東北・夢の桜街道」の一環。今回は、東北・夢の桜街道推進協議会(事務局・青梅信用金庫)、山形県内の信用金庫、美しい山形・最上川フォーラム、美しい多摩川フォーラムが主催した。