東北観光推進機構は、「香港・日本東北交流懇談会2017」を香港で開いた。
一般社団法人東北観光推進機構(会長:清野智 東日本旅客鉄道株式会社取締役会長)は本日、中華人民共和国香港特別行政区(以下、「香港」)において、日本東北香港トップセールス事業である「香港・日本東北交流懇談会2017」をカオルーンシャングリ・ラ香港にて開催したことを発表しました。
本事業は、東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)及び新潟県の各知事と当機構及び東北の主な経済団体、観光関係団体の代表等、官民トップが一体となって香港を訪問し、観光・旅行団体、航空会社及び香港政府等との懇談・交流を通じた双方向交流の更なる拡大を図るとともに、東日本大震災後の東北支援への感謝の意を表することを目的とし開催されました。
本会の開会式にて、本機構会長清野智は「東日本大震災から6年が経過しましたが、この間、香港の皆様から義援金やお見舞いのお言葉など、多くのご支援を頂きました。この場をお借りして御礼を申し上げます」と感謝の意を表明し、その後「我々東北が一丸となって、より多くの香港の皆さんに東北を知っていただき、目的地として選んで頂けるようなプロモーション、環境整備を進めていきます」と、今後の香港と東北のさらなる交流の拡大と、双方の旅行者の拡大に積極的に取り組んでいく旨を述べました。また、各県知事が東北の四季や食の魅力を各県知事が紹介する等、香港から東北への訪日旅行者の回復と拡大につながる内容をアピールしました。
<事業概要>
香港トップセールス事業「香港・日本東北 交流懇談会2017」
・日時:2017年7月21日(金)11:00より12:00まで
・会場:カオルーン シャングリ・ラ香港
・概要:香港観光関連団体や航空会社代表等との懇談
・香港からの主な参加者:
香港政府商務経済発展局幹部、香港政府観光局幹部、香港旅遊業議会幹部、香港貿易発展局幹部、在香港日本国領事館大使、航空会社(5社)幹部、計17名
・東北からの主な参加者
東北観光推進機構会長清野智、東北6県(青森県三村申吾知事、岩手県達増拓也知事、宮城県村井嘉浩知事、秋田県堀井啓一副知事、山形県吉村美栄子知事、福島県鈴木正晃副知事)新潟県幹部、東北経済連合会長、東北六県商工会議所連合会副会長、日本観光振興協会東北支部長、日本旅行業協会東北支部長、計14名
1.目的
(1) 風評払拭のきっかけづくり
東日本大震災の風評が残る香港市場に対して、東北の官民トップクラスが一体となって訪問し、香港の観光関係団体、航空会社及び旅行会社の代表と交流をおこなうことにより、香港の観光分野トップクラスに対して東北の現状を伝えるとともに関係性を構築する。また、香港における露出効果を高め、風評払拭のきっかけをつくる。
(2) 香港から東北への国際航空路線(直行便及びチャーター便)の誘致
現在、運休となっている仙台~香港線の復便に向けた航空会社への働きかけや、各県への新規路線誘致、チャーター便運航の実現に向けた後押しをおこなう。
(3) 香港市場における一般消費者向けプロモーション
日本東北のプロモーションイベントを同時期に開催し、香港の一般消費者向けに東北の現状を伝え、風評払拭のきっかけをつくるとともに誘客促進を図る。併せて、トップセールス事業の相乗効果を高める。
2.実施の背景
訪日観光客が急伸している日本において、東北地域は、東日本大震災による被害やそれに伴う国際航空路線の減少等の影響により、他地域と比較して訪日宿泊者数が少ない状況となっている。このような中、昨年の台湾を皮切りに、来訪者数の増加を目指して東北の官民トップクラスが一体となって誘客活動を実施してきた。
今年度は、訪日数が継続的に伸びている中、東北への訪日宿泊者数が東日本大震災以前の約半数にとどまっている香港の皆様へはたらきかけを行うこととなった。また、双方向の交流拡大を目指して、国際航空路線の誘致を行うものである。
3.関連事業
(1) JNTO事業(一般消費者向け東北PRイベント)
期間 2017年7月22日(土)~23日(日) ※左記は、イベント開催期間です。
(2) VJ事業(ブックフェア会場における香港メディアを活用した情報発信事業)
期間 2017年7月19日(水)~25日(火) ※左記は、ブックフェア開催期間です。
以上