地震影響、バーチャルランは実施
東北風土マラソン&フェスティバル2022実行委員会は、4月24日に予定していた「東北風土マラソン2022」の開催を中止すると発表した。3月16日の地震で、開催地だった宮城県登米市が大きな被害を受けたため。ただ、オンラインによる「バーチャルラン」は予定通り開催するとしている。
同市によると、公共施設や道路などが被災し、被害額は7億6500万円以上に上る。「メイン会場の長沼フードピア公園のシンボルともいえるオランダ風車も破損し、マラソンコース上も10カ所以上の道路の被害が確認された」と実行委。大会趣旨やランナーの安全を考慮した結果、中止を決めた。
フィットネス・トラッキング・アプリ「アシックスランキーパー」を使うバーチャルランは4月24日~5月21日の期間、フル・ハーフマラソンと5キロ走を実施。参加費はいずれの種目も1500円で、定員2千人。また、同市が主催する「登米フードフェスティバル」もオンライン開催する。
実行委は「皆さんのランが被災地の支援につながるので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。