東急ホテルズ&リゾーツが東京・新宿で展開するラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO’A Pan Pacific Hotel(ベルスタートウキョウ)」が5月19日、開業1周年を迎えた。これを記念して、ホテルが入る東急歌舞伎町タワー45階のメインバー「Bar Bellustar」では、東京八王子酒造(東京都八王子市)とコラボした日本酒のペアリングセットを提供している。価格は4500円で、7月31日までの期間限定発売となる。
東京八王子酒造は昨年6月に設立。充実の設備をそろえた都市型の醸造所となっており、少量生産と年間醸造が可能なマイクロブルワリーとして、1年を通してフレッシュで付加価値の高い酒造りを実現している。BELLUSTAR TOKYOもほぼ同じ時期に開業したことと、八王子と新宿という甲州街道でつながれた、かつての宿場町にあることから、今回のコラボにつながった。
東京八王子酒造は、同ホテルオリジナルの純米吟醸生原酒を提供。果実味があふれるみずみずしい味わいと、ほどよい甘みと酸味が特徴。品質管理にも万全を期し、生酒の保管は光を通さないアルミ樹脂パックを用いた10リットルの専用容器「KeyKeg(キーケグ)」を使用している。
このオリジナルの日本酒に合わせるのは「八王子産食材のフィンガーフード3種」。桑が名産の八王子で取れた桑茶のタルトや、地域のしょうゆと米酢で漬けたマグロ、ワサビ漬けをもなかに挟んだ一品に加え、八王子産の地みそで和えたチーズとからすみの3品。
「お酒は、専用容器を使用しているため常に鮮度が保たれた状態で提供できている」とビバレッジディレクターの吉田茂樹氏。利用者からはフルーティでさわやかな味わいが受けている。「フィンガーフード3種の塩気と特有のまろやかな甘みが日本酒とよく合う。インバウンドのお客さまからも大変好評」と話している。
吉田氏