東急電鉄、「駅古材活用プロジェクト」を実施


 東急電鉄は、「駅古材活用プロジェクト」を実施する。

 当社は、池上線旗の台駅改良工事「木になるリニューアル」、池上駅開発計画と連動して、既存の駅に使用している木材(以下、古材)を駅および沿線で活用する「駅古材活用プロジェクト(以下、本プロジェクト)」を実施します。
 築66年、築96年の旗の台駅、池上駅では、それぞれ2019年春、2020年の完成を目標に、多摩産材などを活用した駅改良および駅開発工事を実施しています。本プロジェクトは、駅利用者や地域の方とともに育んできた、歴史ある木造駅の記憶を未来に継承することや、工事に伴う環境負荷低減(廃材処理時のCO2削減)に寄与することを目的としており、両駅において、開業時から使用されているホーム上の木製ベンチやホーム屋根などの古材を、新たな駅施設にも活用していきます。また、2018年6月には、池上線沿線にお住いの方や店舗などの事業者の方を対象に、駅施設の古材を「おすそ分け」するなどの活用イベントの実施を予定しています。
なお、古材活用にあたっては、廃材に新たな価値を付加して再利用することで、地域資源・経済の循環を促す活動を行う「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタ―ジャパン)」の協力のもと、古材活用ワークショップや活用方法のコンサルティングなどを行う予定です。

当社は2017年9月から、池上線において生活に根付いた地域資源を「生活名所」として選定し、魅力を掘り起こす「生活名所プロジェクト」を実施しており、10月9日に開催した「開通90周年記念イベント10月9日池上線フリー乗車デー」は大盛況となるなど、さまざまな形で沿線の魅力を発信しています。2018年4月から始まる中期3か年経営計画の重点施策の1つにも「サステイナブルな街づくり」を掲げており、今後も、池上線沿線の魅力を生かした取り組みを継続的に実施していくことで、沿線の魅力を高めていきます。

 
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