東京急行電鉄(東京都渋谷区)は、旅行代理店事業でJTBの総合提携店として展開する「東急トラベルサロン」を拡充する。東京都・神奈川県内で運営する旅行販売店「東急旅行センター テコプラザ」の全14店舗を3月14日から1年かけて順次、東急トラベルサロンにリニューアル。JTBとの連携を強化して、利用客に質の高いサービスを提供していく。
テコプラザブランドでの旅行事業は1991年から展開してきた。現在、渋谷など東京都内に9店舗、溝の口など神奈川県内に5店舗を構える。
JTBの商品やサービスを取りそろえた東急トラベルサロンは、2009年10月、たまプラーザ駅に直結する商業施設内に1号店を開業。14年5月にはテコプラザあざみ野駅店をリニューアルして2号店とした。2店舗は売り上げが好調、顧客からも好評なことから、残るテコプラザ全店も東急トラベルサロンとして展開することにした。
「東急沿線には富裕層が多く住む。少子高齢化を背景に、引退してから旅行を楽しむニーズも高まってくる。旅行ノウハウを持つJTBとの連携を強化し、シニア層を中心とした幅広いニーズに対応していきたい」と東急電鉄社長室広報部。
東急グループのクレジットカード「TOP&カード」で旅行商品を購入すると「TOKYUポイント」を貯めることができるなど、従来のサービスは継続する。
東急トラベルサロンへのリニューアルのスケジュールは次の通り。
3月13日=テコプラザレミイ五反田店▽3月18日=テコプラザ武蔵小杉東急スクエア店▽4月20日(予定)=テコプラザ二子玉川駅▽5月8日(予定)=テコプラザ自由が丘駅▽10〜12月(予定)=5店舗▽来年1〜3月(予定)=5店舗
東急トラベルサロンのサインマーク