東海北陸ブロック物産観光連絡協議会は10日、東京の「三重テラス」で報道陣らに向けた情報提供会を開催。圏内6県1市の旬の話題を提供した=写真。
石川県は36種類と多くの数を擁する県内の伝統工芸品をアピール。鮮やかな色と繊細な絵が特徴の九谷焼、100を超える工程を経て作られる輪島塗、木目模様が特徴の山中塗、草木などを写実的に描いた絵柄の加賀友禅が有名だ。11月8~10日は金沢市内で第41回伝統的工芸品月間国民会議全国大会「KOUGEI EXPO」を開催。全国の伝統工芸品が一堂に集まる。
富山県は山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」で、今年が最後の運行となる立山トンネルトロリーバスの関連イベントをPR。国内で唯一残っていたトロリーバスが今年の同ルートの営業終了日(11月30日)をもって運行終了となる。10月14日から11月30日まで記念イベントを開催。11月25~29日は普段立ち入れない場所からトロリーバスの出発シーンを撮影してもらう「メモリアル撮影会」。同30日はトロリーバスを特別ダイヤで運行するほか、最終バス(室堂午後3時発)への乗車を200人限定で募集。ホームページで10月21日午後4時まで受け付け。
福井県は10月19、20日、あわら温泉で開催の将棋の竜王戦の関連情報を告知。対局を美松、前夜祭をグランディア芳泉、大盤解説会を清風荘の各旅館で開催。12月31日まで、棋士が食す「勝負めし」「勝負おやつ」「勝負ドリンク」をあわら市内各店舗で提供する。
あわら市内では、かつての石切り場で、幻想的な風景がアイドルのビデオでも知られるようになった「宮谷石切場跡」が近年人気。私有地のため立ち入りが制限されていたが、2年前にガイドと行くツアーに開放された。