東京電力は6日、福島第1原発事故の損害賠償で、木更津市など千葉県内11市町について、観光業の風評被害における賠償の対象地域にすると発表した。これまでは銚子市など太平洋沿岸の16市町村のみだった。
新たに賠償対象地域となったのは同市のほか、君津市、富津市、鋸南町、大多喜町、茂原市、成田市、香取市、神崎町、多古町、東庄町。これら市町は太平洋沿岸と隣接するなどして風評被害の関係が深いと認定した。
賠償対象期間は昨年3月11日から12月31日まで。ただ、8月31日までの減収については、原発事故以外に地震や津波の影響もあるとして一定の割合を差し引く。問い合わせは東電の福島原子力補償相談室(TEL0120・926・404)。