松竹新喜劇は2025年1月2~8日、南座(京都府京都市東山区)で、 松竹創業130周年記念「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」を行う。このうちBプロは、洲本温泉事業協同組合、淡路人形座の協力を得て、淡路島の温泉旅館を舞台にした「淡路島 温泉町値上がり中」を上演。ゲストには久本雅美さん、宝塚歌劇団出身の有沙瞳さんを迎え、洲本市出身の戸田ルナ劇団員らが初笑いを届ける。
<Bプロ『淡路島 温泉町値上がり中』あらすじ>
舞台は淡路島の温泉町。この地で四代続く老舗旅館「きぬや」の主人・彦造は、先代の長女・初代の婿養子。口先だけの甲斐性なしで、旅館は抵当に入ってしまい、人手に渡る寸前です。先代の頃から「きぬや」に勤める女中のおげんは、夫婦と旅館の行末を憂いていました。そんな中、初世の妹・次代が青年実業家の婚約者・高本を連れて帰ってきます。
旅館を立て直す千載一遇のチャンスと意気込む彦造でしたが……。
<主なる配役>
主人・絹田彦造:曽我廼家一蝶
彦造の妻・初代:戸田ルナ
高本信一(青年実業家):藤山扇治郎
旅館「星の屋」の若女将さとみ:曽我廼家いろは
淡路島の人:曽我廼家桃太郎
大阪から来た客・西口:渋谷天笑
番頭徳二:渋谷天外
初代の妹・次代:有沙瞳
女中おげん:久本雅美
昭和の喜劇王・藤山寛美が通った柴右衛門狸のお社など、兼ねてからご縁の深い淡路島と松竹新喜劇。ゲストには南座お正月公演に9回目の出演となる久本雅美さん、宝塚歌劇団ご出身の有沙瞳さんをお迎えし、洲本市出身の戸田ルナを始め劇団員たちが、初笑いをお届けいたします!
<『温泉町値上がり中』過去の上演記録>
昭和39(1964)年11月 中座「松竹新喜劇11月公演」
昭和40(1965)年1月 南座「松竹新喜劇 初春公演」
昭和40(1965)年3月 御園座「松竹新喜劇」
~松竹新喜劇について~
明治37(1904)年に曽我廼家五郎・十郎によって大阪に誕生した“喜劇”は瞬く間に日本全国を席巻。初代渋谷天外が創立した「楽天会」をはじめ、多くの劇団が生まれました。
昭和23(1948)年11月五郎の死を受け、上方喜劇の伝統を継承すべく松竹の創業者・白井松次郎が、曽我廼家十吾率いる「松竹家庭劇」と二代目渋谷天外の「劇団すいと・ほーむ」、五郎劇の劇団員を合体させて、「松竹新喜劇」は誕生しました。その後、数々の時代を彩る喜劇スターを輩出した人気劇団として一世を風靡。平成2(1990)年5月に藤山寛美が亡くなった後、貴重な上方喜劇の灯を守るべく、平成3(1991)年に「新生松竹新喜劇」を旗揚げ。昨年劇団創立75周年をむかえ、藤山扇治郎、渋谷天笑、曽我廼家一蝶、曽我廼家いろは、曽我廼家桃太郎の5名を中心とした新体制がスタートしました。
~南座について~
日本最古の歴史と伝統をもつ劇場。歌舞伎発祥の地といわれる京都で、400年を超えて歌舞伎や松竹新喜劇などをはじめ、多彩なジャンルのエンタテインメントを上演し続けています。
明治39(1906)年より白井松次郎・大谷竹次郎兄弟の松竹合名会社が南座の経営にあたります。平成8(1996)年に「登録有形文化財」に登録、京都市の「歴史的意匠建造物」にも指定され平成31(2018)年11月に、2年9か月に及ぶ耐震補強改修工事を経て新開場いたしました。
◆公演概要◆
場 所:南 座 ☎075–561–1155(代)
(京都市東山区四条大橋東詰)
京阪「祇園四条」駅、阪急「京都河原町」駅下車
日 程:令和7年1月2日(木)初日~1月8日(水)千穐楽
開演時間:(1/2–1/3)Aプロ 12:30/Bプロ 15:30
(1/4–1/8)Aプロ 11:00/Bプロ 14:00
※1/3(金)、1/4(土)Bプロは開演前に淡路人形座のお披露目がございます。
ご観劇料(税込):1等席 7,500円 / 2等席 3,500円/3等席 2,500円
前売情報:12月9日(月)午前10時より、電話・Webにて受付開始!
チケットホン松竹(10:00~17:00)☎0570–000–489または、☎06–6530–0333
チケットWeb松竹(24時間受付)※発売初日は午前10時から
https://www1.ticket–web–shochiku.com/t/
前売券取扱所:南座、大阪松竹座、歌舞伎座、新橋演舞場
公演ホームページ:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202501shochikushinkigeki/
製作/松竹株式会社
後援/(一社)淡路島観光協会、 淡路市、洲本市、南あわじ市
(一財)淡路島くにうみ協会
協力/洲本温泉事業協同組合、淡路人形座