客室設置型のタブレットサービス「tabii(タビー)」を開発したand factory(東京都目黒区)はこのほど、グリーンズ(三重県四日市市)が展開する国内3施設、約250室にtabiiを導入し、実証実験を開始したと発表した。
tabiiは、月額料金が無料で導入でき、宿泊者も無料で利用できるもの。宿泊施設の案内をはじめ、周辺のグルメ・観光情報、音楽・お笑いをはじめとする動画など、豊富なコンテンツを取りそろえた。宿泊者の目的や趣味に応じた楽しみ方が可能になる。
グルメ・観光情報のお気に入りスポットはQRコードを読み込み、個人携帯に情報を持ち出すこともできる。
導入施設は、宿泊約款や施設案内などを電子化してコストを削減するだけでなく、これまで電話や対面で対応していた宿泊者からの問い合わせの多くをtabii内のQ&Aチャットポットや案内表示への置き換えが可能となる。「業務の効率化が図れる」と同社。
and factoryは、これまで50以上の自社アプリ開発と運用を手掛けており、その経験で培った独自のノウハウを生かしてサービスを発展させる考え。今回の実証実験では、3カ月ごとに現場の運用状況や利用者の反応などを分析し、早期の正式リリースを目指す。
タビー