静岡市によると、日本では駿河湾だけでしか取れない「桜えび」の春漁が4日、スタートした=写真は初競りの様子。今年はまれにみる豊漁といわれ、市内の飲食店で取れたての桜えびが味わえる。観光誘客にも一役買いそうだ。
5日、由比漁港では初水揚げ約40トン(昨年は約0.9トン)の初競りが行われた。由比港漁業協同組合関係者は「初日に2千杯は記憶にないくらいの量。皆さんに食べてもらうためにいい方法を考えていきたい」と話している。
漁協直営の「浜のかきあげや」では生桜えび丼やかき揚げ丼を千円で提供している。
春漁は6月9日まで、資源保護に配慮しながら行われる予定。桜えびは世界でも駿河湾と台湾しか取れない貴重な資源といわれる。