森トラストは16日、万平ホテルの大規模改修を発表した。
1894 年に創業した万平ホテルは日本の西洋式ホテルの草分けの一つともいわれるクラシックホテルで、軽井沢の地で国内外の賓客を迎え続け、2024年には130周年となります。特に国の登録有形文化財である「本館アルプス館」(昭和11年築)は、軽井沢の景観に調和したハーフ・ティンバー風の外観意匠や、和洋折衷の室内意匠などから、戦前・戦後を通じ、現在に至るまで数多くの著名人や政界人などに愛されてきました。今回、この「本館アルプス館」を含む建物の経年劣化部分の補強など広範囲に及ぶ改修を施すほか、既存棟での新規客室化やホテル新施設の追加などの改築を予定しています。本事業では、日本ホテル史上における貴重な歴史的建造物としての伝統を守り、長く未来にわたりクラシックホテルとしての格式ある滞在をお届けすることを目指してまいります。
なお、現在のホテル営業は2023年1月3日(火)チェックアウトを最終日として継続とし、その間は昭和初期に建築された現況のホテル空間をそのままお楽しみいただける最後の機会となります。
万平ホテル大規模改修・改築事業の概要
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925
改修・改築予定エリア:アルプス館、アサマ館、アタゴ館 他
用途:ホテル
敷地面積:103,676.00㎡
延床面積:13,278.74㎡
階数:地上2階、地下1階
構造形式:木造(アルプス館)、RC造(アサマ館、アタゴ館)
着工予定日:2023年1月中旬
竣工予定日:2024年5月
設計・施工:(設計)株式会社梓設計
(施工)清水建設株式会社、株式会社きんでん、東芝エレベータ株式会社
※ 上記は今後の行政協議などの状況により、変更となる可能性があります。
万平ホテル大規模改修・改築工事に伴う営業一時休止について
現営業最終日:2023年1月3日(火)
営業休止期間:2023年1月4日(水)~2024年夏(期日未定)
再開後の予約受付:未定(決定後発表)
万平ホテルについて
「万平ホテル」は、避暑地軽井沢とともに一世紀を超える歴史を歩み続けるクラシックホテルで、今年、1894年(明治27年)の創業から128年を迎えます。
1936年(昭和11年)に建てられた「本館アルプス館」、クラシックタイプ・書斎タイプそれぞれの客室を備える「ウスイ館」など、庭園と豊かな軽井沢の自然に包まれる全109室の客室、創業時から受け継がれてきたレシピを生かし新たな味を創作し続ける「メインダイニングルーム」などのレストラン&バー、そしてジョン・レノンをはじめ多くのお客様に愛されてきた「カフェテラス」など、創業当時から変わらないおもてなしで、快適なご滞在をお約束いたします。
万平ホテル公式ホームページ:https://mampei.co.jp/
森トラストグループのホテル事業について
森トラストグループは、「不動産事業」「ホテル&リゾート事業」「投資事業」の3事業を主軸に、全国65棟のビル・住宅・商業施設と、30ヶ所のホテル・リゾート施設(2022年3月時点)の開発・運営を手掛けるほか、都市の価値を高めるビジネスを広範に展開しています。
ホテル&リゾート事業においては、1973年に日本初の法人会員制クラブ『ラフォーレ倶楽部』を創業した森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社を中核として、自社ブランド『ラフォーレホテルズ&リゾーツ』をはじめ、大手外資ホテルチェーンと提携して、『東京エディション虎ノ門』、『JWマリオット・ホテル奈良』、『翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都』や『イラフSUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古』、『コンラッド東京』、『ウェスティンホテル仙台』などを手掛けています。また、ラフォーレホテルズ&リゾーツを、2013年の『東京マリオットホテル』を皮切りにマリオット・インターナショナルのフラッグシップブランド「マリオットホテル」にリブランド。これまで6つのマリオットホテルを誘致・開業しました。
今後は、都心の大型複合開発『東京ワールドゲート赤坂』において、国際拠点としてふさわしい、インターナショナルホテル誘致を目指すほか、銀座では、マリオット・インターナショナルの最高級ブランド『東京エディション銀座』を誘致、2022年度の開業を予定しています。その他、札幌、長野県白馬・軽井沢、金沢広岡、箱根強羅、熱海来宮、飛騨高山、長崎南山手などにおいても、国際基準のサービスを提供するインターナショナルホテルの開発を計画しており、合わせて16のホテルプロジェクトが現在進行中です。
森トラスト株式会社公式ホームページ:https://www.mori-trust.co.jp/