乳製品で知られる老舗食品メーカー・森永乳業(東京都港区)は、微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」シリーズに4月から新たに「コンパクトピュアスター CP―180」=写真=をラインアップに加え、活用を提案している。
ピュアスターは、同社が自社工場内の衛生レベルの維持・向上を目的に開発し、1996年から社外向けに販売している。水道水感覚で手軽に使用でき、「宿泊施設をはじめ飲食店や介護施設、食品工場などの食材の洗浄殺菌の現場で活躍の幅を広げている」と同社。
コンパクトピュアスター CP―180は、1時間当たり180リットルの塩素系殺菌料の微酸性次亜塩素酸水を自動で生成する。最大の特徴は、幅142×奥行き80×高さ288ミリとクラス最小サイズを実現した点。現行機種の小型機「ミュークリーンⅡ」と比べ本体の厚さを約半分にして、壁掛けでの設置を可能にしたほか、シャワーノズルを本体に施すなど、機能性に優れた設計を取り入れている。
また、従来の一体型とは異なり、電解原液ボトルカバーと本体を切り離して取り付けられるようにしたことで、狭小な場所への設置も可能にした。ほかにも、洗浄殺菌する食材の種類に応じて使い分けられるよう、濃度を15~35ppmの3段階で調整できるようにし、タッチレスでセンサーでのオンオフ使用やタイマー運転も可能になるなど、機能面での使い勝手を大幅に改良した。
同社は、東京ビッグサイトで今月12~14日に開催される外食業界向けの展示会「FABEX2023」でCP―180を展示する。「サイズ感や使用感を気軽に体験して、導入を検討してもらえたら」と話す。
この件についての問い合わせ先は、森永乳業・ピュアスター販売グループTEL03(3798)8199。