楽天は19日、「楽天トラベル」サイト上で、国内の宿泊施設の新型コロナウイルス感染症対策の状況を公開した。ユーザーが宿泊予約の際に重視する36項目を選定し、国内登録施設に対して、対応の有無と独自の対策内容をアンケート形式で調査した。19日時点で対象となる約3万7千軒のうち、1万4873軒の情報を公開している。
新型コロナウイルス感染症対策の36項目は次の通り。
スタッフ対策=(1)手洗い、うがい、マスク着用(2)定期検温を実施(3)ソーシャルディスタンスを意識した接客(4)団体を避けた個別の送迎実施
除菌対応=(5)定期的な館内(レストラン、宴会場など)の除菌清掃(6)定期的な館内共用部分(フロント、ロビー、客室通路、大浴場など)の除菌清掃(7)客室の除菌清掃(8)客室スリッパの除菌清掃(9)客室スリッパの使い捨て
換気対応=(10)定期的な館内(レストラン、宴会場など)の換気(11)定期的な館内共用部分(フロント、ロビー、客室通路、大浴場など)の換気(12)客室の換気
チェックイン・アウト対応=(13)ソーシャルディスタンスを意識した整列、誘導(14)フロントにアクリル板、透明ビニールシートなどを設置(15)非接触または非対面で可能(16)ルームチェックインが可能(17)ルームチェックアウトが可能▽客室対応=(18)消毒液の設置(19)空気清浄機の設置(20)マスクの設置または配布(21)客室備品(ドアノブ、ルームキー、湯飲みなど)の除菌清掃(22)混雑を避けるため、客室稼働率を一定以下にコントロール
食事対応=(23)食事の提供、配膳を工夫(個別配膳など)(24)会場の混雑状況の管理と分散化(25)部屋食、個室食事に対応(26)発熱、咳、かぜ症状のある方の食事会場への入場制限など▽お風呂場対応=(27)消毒液の設置(28)浴場内の備品の除菌清掃(29)混雑状況の管理と分散化
宿泊のお客さまへのお願い=(30)来館時の消毒(アルコール消毒など)(31)手洗い、うがい(32)客室の外でのマスク着用(33)チェックイン時の検温(34)チェックイン時の問診票記入▽緊急時対応準備=(35)体調不良および感染発覚(または疑い)の際の対応マニュアルの整備(36)体調不良および感染発覚(または疑い)の際の対応の定期的なスタッフ教育