楽天は2月28日、総合旅行サイト「楽天トラベル」のサイト機能の一部を外部のプログラムが利用できるようにした。「宿泊施設情報」「空室検索」「地区コード」の3つのAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェイス)を一般公開することで実現した。宿泊サイトでは初めて、空室状況がリアルタイムで分かる空室検索のAPIを公開した。
今回のAPIの公開で、外部企業や個人利用者が、約2万1500軒の宿泊施設情報、空室検索などを使って、独自のサイトをつくることが可能になった。ブログ(日記風ホームページ)でも利用できる。楽トラへのアクセス増大と販売の拡大を狙う。
また「キーワード検索」「施設検索」などのAPIも順次公開していく方針だ。
楽トラのAPIを使ったサービスの提供を現在予定しているのは、関心空間、はてなの2社。いずれも楽天市場が1月17日に公開したAPIを利用して、楽天商品の評判検索など独自のサービスを行っている。