楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAYと世界最大級のバケーションレンタルサイトHomeAwayは14日、民泊事業における業務提携に基づくインバウンド強化策を開始した。国内民泊施設の開拓と海外のマーケティング強化を推進。在庫獲得や集客、販売を協力して行い、物件オーナーや訪日旅行者に魅力的なサービスを提供する。
強化策では、楽天LIFULL STAYが運営する日本最大級の宿泊、民泊予約サイト「Vacation STAY」に掲載されている国内宿泊施設がHomeAwayに供給され、国内のバケーションレンタル施設(民泊施設や簡易宿所など)をHomeAwayで予約できるようにした。また、HomeAwayはグローバルでの集客力を生かした訪日旅行者へのマーケティングを行い、インバウンドの需要拡大につなげる。
楽天LIFULL STAYの太田宗克代表取締役は「バケーションレンタル施設を軸とした幅広い宿泊施設の選択肢の提供や、新たな宿泊体験を可能とする施設の開発を通じてインバウンド需要の拡大を図る」と話す。HomeAwayの木村奈津子日本支社長は「連携で旅行者が求める宿泊施設がぐんと増えた。これを機にグローバル販売拠点への働き掛け、日本への送客強化を目指す」と方針を示した。