横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ、「Global Goals Day」を前に同館のSDGsの取り組みを公開

　横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ（横浜ベイシェラトン、神奈川県横浜市）は2024年9月6日、9月25日の「Global Goals Day」を前に、同館のSDGsの取り組みを公開した。同館では地産地消や食品ロス削減、再生可能エネルギー活用などの取り組みを実施、2022年11月に「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”」において、最上位認証事業者「Supreme（スプリーム）」の認証を取得している。

　SDGsが採択された9月25日の「Global Goals Day」を含む約1週間、SDGsへの意識を高め、行動を起こすきっかけづくりのため、世界中で様々なイベントが開催されます。SDGsの考え方「誰一人取り残さない」と、横浜ベイシェラトンの経営理念「Best Smiles for You」には共通の考え方があります。

　また、横浜駅西口を拠点に、地域の皆さまに愛されるホテルとして、地域社会のプロジェクトにも積極的に取り組んでいます。横浜ベイシェラトンでは、「ヤサイクル」の取り組みを2008年から実施して食品廃棄物のリサイクル率を高めると同時に、神奈川の生産者の皆さまとのつながりを地道に構築し、食の循環を作り上げてきました。

　また、2021年4月からは、ホテル2階のオールデイブッフェ「コンパス」にて、神奈川県の食材をふんだんに用いた朝食ブッフェ「神奈川朝食」の提供を開始。地産地消の推進にも力を入れています。

　このような取り組みもあり、横浜ベイシェラトンは、2022年11月に神奈川県横浜市が定める「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”」において、最上位認証事業者である「Supreme（スプリーム）」の認証を取得しました。

• 横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”で最高ランク取得！「横浜農場」の取り組みにも賛同し、地産地消をサポート

【横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”とは？】

「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”」は、SDGs 未来都市の実現及びSDGs 達成に向けて貢献する意思を持つ事業者の取組を後押しするため、2020年８⽉より横浜市によって創設された認証制度です。環境、社会、ガバナンス及び地域の４つの分野、30項目で評価がなされ、各評価項目における取り組み状況によって、上位ランクより<最上位　Supreme> ＜上位　Superior＞＜標準 Standard＞の３つの区分で認証されます。

【横浜市が推奨する「横浜農場」の取り組みにも賛同】
　横浜は大都市でありながら、市民に身近な場所で、野菜や米をはじめ肉などの畜産物まで多品目の新鮮で安心な農畜産物が生産され、美しい農景観が広がっています。 また、意欲的な生産者、市内産農畜産物を利用する飲食店・事業者、「農」に関心が高い市民（消費者）など様々な主体が関わって地産地消を進めているのも横浜の特徴です。 このような、横浜らしい農業全体（生産者、市民、企業などの農に関わる人々、農地・農景観、農業生産活動など）を一つの農場に見立て、「横浜農場」という言葉で農業のＰＲを進めています。

• 「食」を通じたSDGs推進の取り組み

【自立循環型食品リサイクルループ「ヤサイクル」】
　2008年に食品ロス削減に取り組むために導入した自立循環型食品リサイクルループ「ヤサイクル」。ホテル館内のレストランや宴会場などから排出される食品残を堆肥化し、それらを三浦市から横浜市の契約農家へ拡大し提供、その農園で栽培された野菜を購入し、ホテル内の料理として使用しています。2018年には、横浜市で食品廃棄物の発生抑制、再生利用及び啓発等の取り組みを行っている事業者に贈られる「食の3Rきら星活動賞」を受賞。食品廃棄ロス削減はもとより、地産地消にも繋がる活動を推進しています。

【食品ロス削減貢献商品「大根ポタージュde元気」】
　新型コロナウイルスの影響を受け、飲食業界の営業自粛が続く中、ヤサイクルの堆肥を使用して育てた三浦の良質な大根も出荷量が大幅に減少し、大量廃棄せざるをえない状況となりました。これらの三浦の大根を活用するため、総料理長磯貝が三浦の大根を使用した新商品「大根ポタージュ de 元気」を開発。新商品を製造・販売するにあたり、三浦半島にて大根農家を運営する「広瀬農園」を訪問しました。廃棄予定であった新鮮な大根を農家より直接購入する際、実際に大根掘りを体験し、食品廃棄への苦悩を目の当たりにした中で、こちらの新商品を一人でも多くの方々に食していただき、商品造成の背景はもとより、その素材の美味しさについても認知拡大に貢献しました。この度のプロジェクトにご賛同いただきました「広瀬農園」のほか、三浦市で農業を営む「三留農園」や「石井農園」で収穫される大根も使用し、支援の輪を広げて活動いたします。

【エコ野菜・神奈川県産の地産地消を考慮したシェフこだわりの「神奈川朝食」】
　2021年より販売を開始した「神奈川朝食」は、地産地消を取り入れ、市内契約農家よりシェフが厳選した旬の野菜を料理に取り入れています。また、食品ロス削減のため「ヤサイクル」も導入し、ホテル館内で堆肥化した食品資源で栽培された三浦産のエコ野菜も使用。横浜市内の田んぼで収穫された「はるみ米」をはじめ、横浜発祥と言われる人気のご当地ラーメン「サンマ―麺」や日本でも有数の水揚げ量を誇る三崎漁港の「三崎マグロ」の漬けマグロやネギトロ、さらにはマグロのフライ、変わり種のマグロのテールなど、地元神奈川ならではのおすすめ料理を楽しめます。

【ペストリーショップ「ドーレ」の食品ロスの取り組み】

　9月24日（火）の開業記念日にリニューアルオープンするペストリーショップ「ドーレ」では、その日に残ったバゲットを廃棄せず、「ラスク」として再生し、販売しています。チョコレート、ガーリック、アーモンドの3種類の味をご用意しており、お客様からご好評をいただいております。この取り組みは、食品廃棄物の発生抑制と再利用に寄与しています。

• 再生可能エネルギーを活用した取り組みウッドストロープロジェクトへの参画

【ウッドストロープロジェクトへの参画】
　ヨコハマ・ウッドスロープロジェクトに賛同し、山梨県道志村内の横浜市が保有する水源林の間伐材を原材料とし、横浜市内の企業の特例子会社などで働く障がいのある方々によって制作されている『横浜産の木のストロー「SDGsストロー・ヨコハマ」』。これを使用した、ノンアルコールカクテルをラウンジ「シーウインド」にて提供しました。このプロジェクトに参画することで、海洋プラスチックゼロミッション、森林保全や天然資源の有効活用、またあらゆる人の活躍に貢献できます。

【再エネ、地産地消電力「はまっこ電気」の導入】
　横浜市が進める2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」目標の実現に向けた施策の一つ。市内焼却工場の再エネ（バイオマス）由来の環境価値と市内家庭の卒FIT太陽光発電による再エネを活用した市内事業者向けの電気メニューで、再エネの地産地消を推進するものです。横浜ベイシェラトンでは、館内で使用する電気の一部について、横浜市の焼却工場におけるバイオマス発電や、市内の家庭における太陽光発電に由来する再生可能エネルギーを活用した「はまっこ電気」を導入しています。使用する電気から排出される二酸化炭素の削減を実現するとともに、再生可能エネルギーの地産地消など、横浜市における環境施策にも貢献します。2024年7月1日からは「はまっこ電気Plus」の利用も開始し、「はまっこ電気」と合わせて年間約700t-CO₂（前年度使用電力量に基づく）の二酸化炭素の排出削減（見込み）に貢献します。

【客室でのエコな取り組み】
　サトウキビ由来のバイオマス素材を使った歯ブラシやブラシ、米ぬかを使ったスキンケア製品など、環境にやさしいエコアメニティを提供しています。また、連泊中に客室の清掃を不要としていただいたお客様へ、ホテル内のレストランでご利用いただける500円分のご利用券をお渡しする「グリーンプログラム」を実施しています。客室の清掃を抑えることで、リネン類（シーツや枕カバーなど）のクリーニングにかかる水資源の削減や、CO2の削減につながります。

【日本料理「木の花」の金継ぎの取り組み】

　日本料理「木の花」では、欠けたりひびが入ったりした食器を日本の伝統的な修復技法「金継ぎ」を使って再利用しています。「金継ぎ」は、壊れた部分を隠すのではなく、それを受け入れて新たな美しさを見つけるという考え方を象徴しています。この技法は、物を大切にする心や、再生と変化の美しさを表現しています。再生された美しい器と、心を込めて丁寧に作られた旬のお料理との調和をお楽しみいただけます。

• ホテル開業26周年を記念したアニバーサリーメニュー

横浜ベイシェラトンは、9月24日（火）に開業26周年を迎えます。皆様のご愛顧に感謝の気持ちを込め、食材にこだわった多彩なアニバーサリーメニューをご用意しております。

【フレンチ「ベイ・ビュー」　Anniversaire ～祝い～】

期間：9月1日（日）～10月31日（木）料金：29,000円（税金・サービス料込）
　感謝の気持ちを込めて、開業記念メニュー「Anniversaire ～祝い～」をご用意いたします。シェフ髙木が贈る至高のメニューは、世界三大珍味であるキャビア、フォアグラ、トリュフを使用し、それぞれの姿やテイストを変えながら、コース中に二度ずつ登場させます。さらに、北海道厚岸産の新鮮な牡蠣や、三浦半島で獲れる甘みたっぷりの伊勢海老、そしてメインディッシュには、口の中でとろける松阪牛が華を添えます。横浜の夜景を眺めながら心に残るひとときを、ぜひご堪能ください。

【鉄板焼き「さがみ」:【開業記念特別コース　神戸ビーフと松阪牛 食べ比べコース】

期間：9月23日（月）～9月27日（金）　料金：26,000円（税金・サービス料込）
　肉の芸術品とも称される、二大ブランド牛「神戸ビーフ」と「松阪牛」。それぞれA5ランクの極上フィレ肉とサーロインを一度に味わう、究極の食べ比べコースをホテル開業月にご用意いたしました。神戸ビーフの繊細な味わいのフィレ肉と豊かなコクを持つサーロイン。松阪牛のとろけるようなフィレ肉と深い旨みがあるサーロイン。日本が誇る最高峰の2大ブランド牛と当ホテルが誇るシェフが織りなす調理技術を目の前でご堪能ください。

【日本料理「木の花」：開業記念料理長特別会席】

期間：9月20（金）～10月28日（月）　料金：24,900円（税金・サービス料込）
　秋の訪れを感じる季節、神無月は香り高い松茸を贅沢に使用した開業記念の特別会席をご用意いたします。松茸の風味が引き立つ土瓶蒸しを始め、木の花ならではの松茸と黒毛和牛の温しゃぶ、土鍋で炊いた絶品の松茸御飯など、開業記念月にふさわしい贅沢な秋の味覚を存分にご堪能いただけます。秋の彩りに包まれた日本庭園を眺めながら、美食を堪能するひとときをお過ごしください。

※記載料金には、消費税とサービス料（15％）が含まれます。

※仕入れの状況により、一部料理内容や期間の変更、または盛り付け等が変わる場合がございます。

※写真はイメージです。

※新の情報はホテル公式ホームページをご確認ください。https://ybsh.sotetsu-hotels.com/