組合員100人、議員70人参集
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は13日、東京のホテルニューオータニで節目となる第100回記念の全国大会を開いた。全国の組合員旅館・ホテル経営者ら約800人、麻生太郎氏、菅義偉氏の歴代首相ら自民党所属の国会議員約70人が参集。「持続可能な未来の宿づくりのために鋭意努力する」などの大会宣言と、「新型コロナや災害に負けない持続可能な宿を目指そう」など11項目からなる決議文を採択した。会の冒頭、観光経済新聞社が制作協力した動画「全旅連100年のあゆみ」を上映し、全旅連100年の歴史を振り返るとともに、次の100年に向かって宿泊業界のさらなる発展を誓った。
コロナ禍で2020年、21年は全国から組合員が集まるリアルでの大会開催ができなかった。多田計介会長(石川県・ゆけむりの宿美湾荘)は「全国から組合員の皆さんにこうして元気に参集いただいたことを喜びたい。大変苦しい2年間、宿泊業の灯を消さないように今日まで頑張ってこられた努力に敬意を表する」と参加した組合員に語り掛けた。
続いて「今日の100年(の動画)を見てお分かりのように、多くの先輩たちの支えで今日の組織がある。時代時代の問題について(解決に向けて)かじ取りをしてきたが、会長も組合員の支えがあってこそ仕事ができる。これは今後も変わらない」と強調。「次の100年に向かって、われわれ全旅連が社会の中で存在意義のある組織になれるよう、頑張っていきましょう」と呼び掛けた。
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