エアトリは1日、次世代起業家のための交流フェスティバル「エアトリ・アスティーダフェス2024東京」を東京都内で開催した。約千人が参加した。
エアトリグループで観光DXと旅行事業を担っているかんざしの秋山匡秀社長は「官民連携の地方創生~企業が拓く地方創生の道とは?~」にモデレーターとして登壇。同セッションにはトキエア社長の長谷川政樹氏らが参加した。
新潟空港内に拠点を置き、「新潟―仙台間」と「新潟―札幌丘珠間」の2路線を毎日運航しているトキエアは、地球環境に優しい脱炭素と運航コスト削減のため、機材にATR72―600などのプロペラ機を使用。「革新的なモビリティサービスを通じて地域産業の活性化を目指す」をビジョンに掲げ、7月27日に世界文化遺産登録が決まった「佐渡島の金山」のある佐渡島への就航も予定している。
新潟県出身で日本航空、新潟県庁、ジェットスタージャパン、三菱重工(三菱航空機)での勤務経験があるトキエアの長谷川社長は次のように述べ、交流人口拡大によるビジネス、観光などあらゆる地方創生への貢献を強調した。
「日本で14年ぶりの新規航空会社を立ち上げた。従来、新潟・仙台間の移動は高速バス、自家用車で5時間程度かかっていたが、トキエアが新潟―仙台を結ぶことで移動時間が半分以下に短縮された。これは旅行、ビジネスの候補地としての選択要素の拡大を意味する。今後、中部、神戸の各空港へも運航路線を拡大し、日本を網羅するネットワークの構築を目指したい」
かんざしの秋山社長(左端)とトキエアの長谷川社長(左から2人目)