日本音楽著作権協会(JASRAC)は1日、東京の武蔵野市民文化会館でトーク&コンサート「こころの歌人たち」の第2回公演を開催した。同協会の新しい音楽文化振興事業。日本の音楽シーンを支えてきた作詞家・作曲家をクローズアップし、その作品の魅力と、彼らに影響を与えた作家の作品をたどりながら「歌づくりの素晴らしさ」を伝えた。
第2回は作詞家でプロデューサーの阿木燿子さんを取り上げた。由紀さおりさんや中川晃教さんを司会に、郷ひろみさん、シシド・カフカさん、ジュディ・オングさん、藤あや子さんなど、阿木さんにゆかりがあるさまざまな歌い手が「阿木作品」を歌い上げた。
スペシャルゲストとして宇崎竜童さんも登壇した。阿木さんは宇崎さんと結婚後、宇崎さん率いるバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」のために書いた曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」で作詞家デビュー。
その後、宇崎さんとともに山口百恵さんの曲の作詞・作曲を手掛け、百恵さんの黄金時代を支える。そのほか、多くのアーティストに詞を提供し、数々のヒット曲を生み出している。
公演の模様は今月17日午後7時半から、NHKBSプレミアムで放送される。
東京・武蔵野市民文化会館で開催されたコンサートの様子