滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合の通常総会が14日、ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ(滋賀県大津市)で開かれた。山本清藏理事長(旅館紅鮎)は6月15日に施行される住宅宿泊事業法に言及した。「事業者の届け出が今のところあまりなく、全国的にそのようだ。業界としてしっかり追いかけていきたい」と、民泊の今後の動きを注視する方針を述べた。
来賓の塚本茂樹・滋賀県議会厚生・産業常任委員会委員長は、今年7月15日から12月24日までの大型観光キャンペーン「虹色の旅へ。滋賀・びわ湖」に触れ、「観光入り込み客数5300万人、宿泊客数400万人と、大きな目標を掲げている」と述べた。
辻浩司・滋賀県健康医療福祉部生活衛生課課長は「旅館・ホテルは県の顔。滋賀の魅力を発信し、心のこもったおもてなしで本県を訪れる人たちに深い感動を与えることを期待している」と述べた。
辻井弘子・滋賀県商工観光労働部観光交流局長は「2016年度の滋賀の観光入り込み客数は5077万人、訪日外国人観光数客は55万人といずれも過去最高。2020年の大河は明智光秀。滋賀ゆかりの人物であり、さらなる盛り上がりを見せたい」と話した。
18年度の事業計画は(1)組織の強化(2)食品衛生法改正に伴うHACCP方式を取り入れた衛生管理推進事業(3)講習会、研修会の開催(4)経営相談および設備資金のあっせん―など。
民泊への姿勢について言及する山本理事長