民泊関連サービスのエアホストは、Booking.com のノーショウ対策に対応開始した。
インバウンド効果で宿泊施設の需要は伸びている一方で、「現地払い」の決済方法は直前キャンセルや宿泊客が現地に現れない”No show”トラブルに繋がっており、近年深刻な課題となっています。
特に Booking.com 予約においてこれらのトラブル回避のため、ゲストから取得したクレジットカードを確認・コピーしての手動でのオーソリゼーション(以下 オーソリ、*クレジットカードの決済が有効かをカード会社に確認する作業)やキャンセルポリシーに合わせた決済の実行、オーソリで無効と判断された場合に Booking.com 側に「無効クレジットカードとして記録」する等の日々の作業は非常に手間がかかっていました。
■ 宿泊客のカード情報は AirHost PMS に連携、Stripe との連携で事前決済を自動化。“No Show”を事前に阻止
AirHost PMS (PCI DSS認証済)では、Booking.com API からクレジットカード情報が自動連携されます。今回の「Stripe」との連携で、以下の流れでクレジットカード決済、不正カード情報の検知・登録が自動化されました。
- 1)自動でクレジットカードのオーソリ実行
Booking.comから予約が入ったら、予約時に受け取ったゲストのクレジットカードに対して自動でオーソリを実行します。
◎ カードが有効の場合 ➡︎ 決済日設定に合わせて決済を自動で実行します。
✖️ カードが無効の場合 ➡︎ 自動でBooking.comに「無効クレジットカードとして記録」として登録、ゲストにカード情報の再登録の通知が送られます。
- 2)ゲストがカード情報を更新した場合、オーソリを自動リトライ
ゲストがカード情報を更新した場合には、オーソリを自動リトライします。実行後は1と同様に処理され、期限がすぎた場合には AirHost PMS から予約のキャンセルを実行することができます。
- 3)宿泊の短縮や延泊等で請求金額が変更になった場合、自動で一部返金・追加請求を実行
ゲストが宿泊期間を短縮または延長することで、請求金額が変更になった場合には、自動的に請求額の一部返金や追加請求を実行します。
- 4)予約がキャンセルされた場合、請求のキャンセルや返金を自動実行
ゲストが宿泊をキャンセルした場合、請求前であれば請求をキャンセル、請求済みの場合にはキャンセルポリシーに従って、一部または全額を返金します。
- 5)各予約の決済状況は一覧で確認可能
AirHost PMS内で各予約の決済状況を一覧で確認することができます。また自動メッセージ機能を利用して、決済日設定に合わせて支払いのリマインドメッセージを送ったりすることで、期限内の支払いを促すことができます。
■ 低価格の手数料で、カード決済が主要な訪日客の集客強化にも支援
Stripeのサービスは初期費用や月額費などはなく、取引額の3.6%の手数料で利用できます。またVISA、Mastercard、JCBなどあらゆる国の主要なデビットカードやクレジットカードすべてに対応しています。宿泊施設にとっては比較的に手頃な価格で導入することができ、決済に関するゲストとのトラブルも未然に防ぐことができます。
事前決済を徹底することで当日のオペレーションも最低限に抑えることができ、フロント業務の省人化・無人化することができます。またクレジットカードでのオンライン決済を導入することで、カード決済を好む訪日観光客からの集客も強化することができます。
【合同会社エアホストについて】
2015年に創業したエアホストは、ホテル・民泊の運用代行サービスを提供する他、宿泊施設のクラウド型管理ツール 「AirHost PMS」を提供し、代行会社としての実際の経験を元に、ホテル・民泊の無人運営に向けたベストソリューション提供を目指しています。
(導入実績:約8,000部屋)
<主なサービス>
・PMS サービス『AirHost PMS』(https://cloud.airhost.co/ja)
・チェックインアプリ『AirHost チェックインソリューション』(http://airhostpms.weebly.com)
・民泊運用代行サービス(http://www.airhost.co/)